メタボリックシンドローム
メタボリックシンドロームとは?
食生活の欧米化や運動不足を背景に、動脈硬化性疾患(心筋梗塞や脳梗塞など)の患者さんは年々増加しています。最近では、内臓脂肪の蓄積(肥満)があり、トリグリセリド(中性脂肪)、HDLコレステロール、血圧、血糖値などに複数の異常が見られる場合、とくに動脈硬化になりやすいということがわかってきました。このような状態を"メタボリックシンドローム”と呼びます。
メタボリックシンドロームは、運動療法と食事療法によって、内臓脂肪を減少させることが重要です。
内臓脂肪とは?
皮膚のすぐ下についた脂肪を皮下脂肪といい、内臓の周りに付いた脂肪を内臓脂肪といいます。メタボリックシンドロームの原因は、この内臓脂肪の蓄積です。そのため、治療はまず内臓脂肪の減少を目的に行います。
内臓脂肪測定
内臓脂肪面積を測定しませんか?
当院では、CTスキャナーを用いて簡単に内蔵脂肪計測を行います。外側からでは見ることの出来ない内臓脂肪をカラーで表示します。
結果は、分かりやすいレポートにしてお渡しします。
検査をお受けになりたい方や、関心をお持ちの方は、お気軽にお申し付けください。
皮下脂肪型
内臓脂肪型1
内臓脂肪型2
メタボリックシンドロームの治療
メタボリックシンドロームは、内臓脂肪の蓄積が原因になっていますので、治療は「運動療法」「食事療法」による内臓脂肪の減少が中心になります。多くの場合、内臓脂肪が減少すれば、その他の検査値も改善されます。とくに運動療法については継続することは難しいですが、非常に高い効果が得られます。
運動療法のポイント
- 活動性を上げる。
- なるべく車を使わないようにする。
- 無理のない程度の運動を行う。
- 1日に8000歩以上歩く。
- 徒歩は1回に20分以上行う。
- 運動は毎日継続する(最低でも週3回)。
食事療法のポイント
- カロリー摂取を控える。
- 規則正しく食事をする。
- バランスの良い食事を摂る。
- 間食、夜食をやめる。
気になる症状のある方は、お気軽にご相談ください。
逆流性食道炎
逆流性食道炎とは?
主な症状
- 胸やけがする
- 苦い水があがる
- おなかが張る
- 喉の違和感
- ゲップがでる
上記の様な症状の出やすい、食道の病気です。
- 胃酸が逆流することで、食道に炎症を起こします
- 油っぽいものをよく食べる方やストレスの多い方、また高齢者にも増えています
- 胸がムカムカして、おいしいはずの食事が楽しめなくなることもあります
- 適切な治療で治る可能性が充分にあります
気になる症状のある方は、お気軽にご相談ください。